魂のふるえる瞬間

魂の果てなき旅路で出会った人・体験などつらつらと。

命の問題の難しさ

先日、親戚が入院した際に、今後何かあった時に延命措置を行うかどうかの確認がありました。患者本人を目の前に、「人工呼吸器を一度付けると、医者は外すことができない。殺人になってしまう」という説明があったそうです。
 
今まで、私は両親と延命についての話をしたことがなかったのですが、その医者からの説明を一緒に聞いていた父と母から、「何かあっても自分たちは延命措置はいらない」という話が、そうそうに私にありました。
よっぽどインパクトがあったのでしょう。
 
親戚の者も両親も、高齢なのでもともと延命に対する意欲はなかったと思いますし、その医者も脅すつもりはなかったと思いますが、「殺人になってしまう」という話を聞いたら、なかなか延命措置をお願いしずらいだろうな、と思いました。
もともと私自身は、延命措置にしても、臓器のやりとりに関しても???だったのですが、そんな私でさえ、今回の医者の説明を微妙に感じたり、これぐらいはっきり伝えてくれた方が「やらない」ときっぱり言いやすいのかな、と思ったり…。
命の問題は難しいと感じる出来事でした。